携帯電話や、iPhoneなどのスマートフォンを分割払いで購入する方も多いようですが、この場合は、ショッピングのローンを組むのと同様に審査を受けてから、「分割払い契約」を結ぶことになります。たとえば、NTTドコモのホームページ、分割払い購入についてには次のような記載があります。

ドコモの分割払い契約のお申込みには、契約者ご本人の確認書類、審査が必要となり、月々の分割支払金/分割払金のお支払いは、口座振替もしくはクレジットカードに限ります(一部を抜粋)

さらに、「お客様の個人情報に関するプライバシーポリシー」の電気通信事業における個人情報の取り扱いについてには、個人信用情報のへの登録等について次のようにか書かれています。

個別信用購入あっせん契約の申込みをした事実(申込情報):照会した日より6か月を超えない期間。
個別信用購入あっせん契約に係る客観的な取引事実(クレジット情報):契約期間中。
支払を延滞等した事実(クレジット情報):契約期間中及び契約終了日(完済していない場合は完済後)から5年間。

上記情報の登録等がされるのは、指定信用情報機関であるCICです(信用情報機関について詳しくは、信用情報についてのページをご覧ください)。CICは主にクレジット会社が加盟している信用情報機関すが、ここに「支払いを延滞等した事実」が登録されるということは、つまり、事故情報が登録されるわけであり、いわゆるブラックリストに載った状態になるわけです。

よって、クレジットカードを作ったことも無い若者であっても、気づかぬ間に信用情報が(事故情報)ブラックの状態になってしまうことがあるのです。そうなれば、ちゃんと就職した後になってもクレジットカードが作れなかったり、自動車、住宅のローンが組めないということになる恐れもあります。

スマートフォン(スマホ)や携帯電話の新機種が欲しいからといって安易に分割払いで購入し、もしもその支払いが出来なくなったとすれば、信用情報が傷つくこともあるのを知っておくべきでしょう。

参考:スマホ買い替えで増える借金地獄の若者(5月10日付 livedoorニュース)