弁護士や司法書士事務所による、「過払い金の返金」についての、テレビやラジオCMをご存じの方も多いでしょう。

その宣伝によれば、「過払い金をお電話5分で無料診断」してくれるそうですが、そんなことが本当に出来るのでしょうか?

結論からいえば、5分間の電話だけで過払い金の有無や金額を正しく診断するのは無理です。

できるとすれば、取引期間や借入金額、利率などから大体の予想をするだけであり、過払い金の返金手続を専門的に取り扱っている司法書士や弁護士ならどこでも同じことがおこなえます。

つまり、電話5分で無料診断すると宣伝している事務所だけが特別な方法を使っているわけではなく、当たり前のことを言っているだけに過ぎません。

電話による過払い金の診断方法

まず、法定利率を超える金利での借り入れをしていて、すでに完済している場合には、必ず過払い金が発生しています。したがって、5分間の電話だけでも「過払い金がある」ことは診断できることになります。

ただし、過払い金の金額については、取引期間(年数)や借入利率から予想することしかできませんので、電話だけで過払い金の正確な金額が診断できることはあり得ません。

また、現在も借入残高が残っているときでも、法定金利による再計算をおこなうことで、過払い金が発生していることもあります。しかし、この場合の過払い金の有無を、5分間の電話のみで診断するのは無理です。仮に診断したとしても、単なる予想に過ぎません。

そして、「過払い金があるはずなので、ぜひ当事務所へご相談にお越しください!」という流れになるのでしょう。

過払い金の調査には、取引履歴が必要です

過払い金の有無、また、過払い金がある場合の金額を知るには、借入先(消費者金融、クレジット会社)から取引履歴の開示を受ける必要があります。

取引履歴を見ることで、借入日、借入金額、返済日、返済金額が分かります。このデータを計算ソフトに入力して、法定金利による再計算をおこなうことで、はじめて過払い金の有無や金額が判明するのです。

松戸の高島司法書士事務所では、過払い金の無料調査を承っています。司法書士に過払い金の調査を依頼すれば、取引履歴の取り寄せ、法定金利による再計算を全てお任せいただけます。

事務所へお越しいただいての過払い金のご相談はいつでも無料ですので、まずはお問い合わせください。